正直に言うと、僕は昔「情報に弱いタイプ」でした。
SNSで誰かが言っている“正しそうなこと”を見れば揺れ、
本で読んだ“もっともらしい理論”を見ればまた揺れ、
会社で上司が言った一言で、心の軸がブレてしまうこともありました。
でもある日、ふと気づいたんです。
「情報そのものより、“受け取る側の状態”の方が大事なんじゃないか」と。
どれだけ良い情報を集めても、受け取る側のフィルターが曇っていたら、
結局は振り回されるだけなんですよね。
今日は、僕自身が試行錯誤しながら作ってきた
“思考のフィルター”の作り方を、できるだけ等身大で書いてみます。
そもそも、なぜ僕らは情報に振り回されるのか

これは僕の実感ですが、情報に振り回されるときって、
だいたい 「自分の軸が弱っているとき」 なんですよね。
- 仕事で結果が出ていない
- 誰かと比べて落ち込んでいる
- 将来が不安
- 自信がない
こういう時期ほど、外の情報がやたら強く見える。
逆に、心が整っているときは、同じ情報を見ても
「へぇ、そういう考え方もあるんだ」くらいで済む。
つまり、情報に振り回されるかどうかは
“情報の質”ではなく、“自分の状態” に左右される。
この気づきが、僕にとっての大きな転換点でした。
情報に振り回される背景には、
自分でも気づいていない“思考のクセ”が影響していることがあります。
その重要性については、
『思考のクセを知ると、人生の選択が変わる』でも触れています。
僕が実践している「思考のフィルター」3つ
ここからは、僕が日常で使っている“フィルター”を紹介します。
偉そうに語るつもりはなくて、あくまで「僕はこうしてるよ」という話です。
① 「今の自分に必要か?」で一度立ち止まる

情報って、良い悪いよりも
“タイミング”の方が大事なんですよね。
例えば、投資の情報。
僕も昔は「これが正しいのか?」と迷いまくっていました。
でも、ある時からこう考えるようになりました。
「今の自分のステージに合ってるか?」
これだけで、不要な情報の9割はスッと消えます。
- 今は基礎固めの時期なのか
- 行動フェーズなのか
- 学び直しの時期なのか
自分の状態を知っていれば、情報の取捨選択は一気に楽になります。
② 「誰の言葉か」より「どんな前提か」を見る

ここが今回、特に強調したいポイントです。
僕らはつい「誰が言っているか」で情報の価値を判断しがちですが、
本当に大事なのは “その人がどんな前提で話しているか” なんですよね。
前提は、立場によって大きく変わります。
- 独身か、家族がいるか
- 子どもがいるか、いないか
- 会社員か、フリーランスか
- 都市部か、地方か
- 収入の安定度
- 性格や価値観
これらが違えば、同じ「成功法則」でも意味がまったく変わる。
例えば、僕自身で言えば、
- 小さな子どもがいる
- 家族との時間を大切にしたい
- 会社員として働きながら、将来の事業を準備している
- 体操競技を17年続けてきた
- 思考と言語化を大切にしている
こういう立場があるから、
「自由に生きる」という言葉の重さも、
「リスクを取る」という判断基準も、
独身の頃とはまったく違う。
だから最近は、情報を見るときに
「この人はどんな立場で、どんな前提で話しているんだろう?」
と考えるようにしています。
すると、情報の“使いどころ”が自然と見えてくる。
誰かを否定する必要もなく、
「この人はこの前提だからこう言ってるんだな」と理解できる。
この視点は、心を穏やかに保つうえでもすごく役に立ちました。
情報をどう扱うかは、
“どんな問いを持っているか”によっても大きく変わります。
その視点については、
『“問い”を立てる力が人生を変える』でも書いています。
③ 「自分の経験とつながるか?」を必ず確認する

僕は体操競技を17年続けてきましたが、
その経験から学んだことは、今の仕事や人生にも驚くほど応用できます。
だからこそ、どんな情報を見ても
「自分の経験とつながるか?」
を必ず確認するようにしています。
つながらない情報は、無理に取り入れなくていい。
逆に、少しでもつながる情報は、自分の中で“血肉化”しやすい。
情報を“知識”で終わらせず、
“自分の言葉”に変えていくための大事なプロセスです。
情報に振り回されない人は、情報を“信じない”のではなく….
ここまで書いてきて思うのは、
情報に振り回されない人って、
別に「情報を疑っている」わけじゃないんですよね。
むしろ逆で、
「自分の頭で考える習慣がある」
ただそれだけなんです。
情報を拒否するわけでもなく、
盲信するわけでもなく、
ちょうどいい距離感で扱える。
僕もまだまだ道半ばですが、
Thinking-journal を続ける中で、
少しずつその感覚が育ってきた気がします。
思考のフィルターを育てるためには、
自分の考えを言語化して“見える化”することが大きな助けになります。
その理由については、
『Thinking-journal を始める理由:思考を言語化する力の重要性』でもまとめています。
最後に:フィルターは“作る”ものではなく“育てる”もの

思考のフィルターって、
一度作って終わりではなくて、
日々の経験や失敗の中で少しずつ育っていくものだと思っています。
僕自身、まだまだ揺れることもあるし、
迷うこともたくさんあります。
でも、揺れながらでも
「自分の頭で考える」
という姿勢だけは手放したくない。
Thinking-journal は、そのための場所でもあります。
もしこの記事が、
あなた自身の“思考のフィルター”を育てるヒントになれば嬉しいです。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。





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